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ままくま菓子工房のブログ


by mama-kuma

イングリッシュマフィン風パンの参考本について

前の記事のレシピを参考にした本は
新潮文庫「バルサの食卓」上橋菜穂子・チーム北海道共著です。
娘が県立図書館で借りてきてその存在を知り、
私も(家族中で)上橋ファンなので、即取り寄せて購入しました。

バルサとは、上橋さんの小説守人シリーズの主人公。
児童文学ですが、読者の年齢層は広く、70代の男性からもファンレターが届いたという
大人にも読み応え充分の本です。
2007年にNHK教育でアニメになって半年間放送されました。
翌年に再放送されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
調べてみたら、2月23日からBShiで放送が始まったようです。

「バルサの食卓」は守人シリーズをはじめ、
「獣の奏者」(現在教育で放送中)「狐笛のかなた」など上橋作品の中に出てくる
料理の本です。
とはいえ、上橋さんが書き下ろした短いエッセイも織り込まれ、
読み物としても楽しめます。
例えば、「序 ことの起こり」。
発端は編集者の発案。
でも、どの物語も異世界でのお話、上橋さんの頭の中で生まれた料理で、
材料もこの世にはないものばかり。
無理だと思っていた上橋さんでしたが、
実現可能だと情熱的に語る編集者が探してきた料理人たちのグループ(チーム北海道)によって
実現化されることになりました。
その料理人の一人が「面白南極料理人」の西村淳氏。
・・・と、ワクワクする序章で始まります。
それぞれの料理が出てくる場面の引用もあります。

モチロン料理本としても写真も載っていて、使えますよ。
パンの他鶏の照り焼き、山菜鍋、豚肉煮など試してみましたが、どれもおいしく作れました。
シンプルだけれどちょっと意外な材料、シンプルな作り方が魅力です。
by mama-kuma | 2010-02-27 13:00 | パン | Trackback